2008年 08月 26日
マダガスカル旅 no.5 ~ボヒマナの日々~植物と動物の宝庫
夜が明けてコテージの板張り壁の隙間から、陽の光が差し込んでその明るさで目が覚めた。まだ、外は雨の様子。ぎぎぎぃ~、ぎぎぎぃ~なかなか開かない木のドアを押し開けると(皆のコテージには鍵があったけれど、ここだけはなかったのも納得)小高い山を少し登ったところに、私達のコテージはあった。木々の緑の中に埋もれている感じ。あ~!!!ここが目的地のボヒマナ保護地区。やっときたね!!!でも、不思議とな~にも違和感がない。なんだかとても居心地がいい。自然のエネルギーが満ち満ちて、優しく包んでくれる場所だということをすでに心と体が感じているようだ。昨夜はあんなに疲労困憊だったのに・・・今朝は疲れを感じていない。眠っている間に自然のエネルギーで充電したのかな???
コテージから見たボヒマナの朝陽
急な階段を上ったところに見えるのが私達のコテージ
コテージの中。通気性抜群。まさに自然と一体の感!?
ボヒマナ保護地区はマダガスカルの東方に位置し、沢山の野生植物が生育し、島固有の芳香植物や薬用植物の豊かな地域として知られている。森林の過剰開拓と焼き畑農業のためにここ40数年の間に森林の50%が破壊されたと言われている。ボヒマナ保護地区を管理しているのはNGO団体MATEで、今回とてもお世話になったオリヴェ・ベラさんが代表を務め、資源の調査、地元の人への環境への認識を高めたり、植林活動をおこなったり、様々な活動を行なっている。(詳しくはこの旅を企画された前原ドミニック先生のブログをご覧ください)
山を降りて食事を済ませ、いよいよジャングルへ。想像していた熱帯のジャングルではなく、屋久島の原生林にたどり着くまでの山道にも似たような、雨が降り続いていたけれども、とても爽やかで透明な感じのする森のイメージだった。オリヴェさんの植物の説明を聞きながら(フランス語を理解できたのは、通訳してくださったドミニック先生のおかげです)、何回も立ち止まりながら私達は興味深く植物や森の生き物を観察して進む。もともと植物好き、動物が好き、自然が大好きな仲間達。雨が降ったりやんだり(合羽を着たり、脱いだり忙しい)、足がぬかるんでも、登ったり下がったり結構きついところもあっても、そんなことは気にならず、元気に山道を進む。
ジャングルの入り口。
あじさいが咲いていて、びっくりするやらなつかしいやら。
歩き始めて5m、あれあれみんな何に注目?
可愛いカメレオンに釘付け。
目に映るものすべてが新鮮。
森の中には皮膚再生の力があるといわれているような薬効を持った植物があちらこちらにある。精油の原料となる植物も何種類もあった。この守られている森が植物と動物のまさしく宝庫なんだ!と感動しながら、自然の優しさの中ですっかり素になっている自分に気がつく。ここまで来るまでの苦労なんて、もうすっかり忘れ去っていた。山道をさらに進んでいくと、過剰開拓と焼き畑農業のために、いったん紅土(ラテライト)の台地になってしまったところが何箇所もあった。そこにはMATEの活動で現地の人たちの手で、作物が植えられたり、植林されていた。
後ろ畑に広がる黄色い葉の植物がターメリック。根の部分が香辛料になる。ガイドさんが持っているのはパイナップル。実を食べた後、葉の部分を植えると根がつくとのこと。
ターメリック Curcuma longa (又はCurcuma domestica) ジンジャー科
べティバー (Vetiveria zizanoides)
ラヴィンツァラ(Cinnamomum camphora)
ガイドさんの森の中のお家。可愛いお嬢さんがにっこり。
彼らの家の周りには、必ず実のなる植物が植えられる。バナナの木が多い。
びわの木にも出会い嬉しくなる。
アヒルも食用に飼われている。町にもって行って売られる。
コテージから見たボヒマナの朝陽
急な階段を上ったところに見えるのが私達のコテージ
コテージの中。通気性抜群。まさに自然と一体の感!?
ボヒマナ保護地区はマダガスカルの東方に位置し、沢山の野生植物が生育し、島固有の芳香植物や薬用植物の豊かな地域として知られている。森林の過剰開拓と焼き畑農業のためにここ40数年の間に森林の50%が破壊されたと言われている。ボヒマナ保護地区を管理しているのはNGO団体MATEで、今回とてもお世話になったオリヴェ・ベラさんが代表を務め、資源の調査、地元の人への環境への認識を高めたり、植林活動をおこなったり、様々な活動を行なっている。(詳しくはこの旅を企画された前原ドミニック先生のブログをご覧ください)
山を降りて食事を済ませ、いよいよジャングルへ。想像していた熱帯のジャングルではなく、屋久島の原生林にたどり着くまでの山道にも似たような、雨が降り続いていたけれども、とても爽やかで透明な感じのする森のイメージだった。オリヴェさんの植物の説明を聞きながら(フランス語を理解できたのは、通訳してくださったドミニック先生のおかげです)、何回も立ち止まりながら私達は興味深く植物や森の生き物を観察して進む。もともと植物好き、動物が好き、自然が大好きな仲間達。雨が降ったりやんだり(合羽を着たり、脱いだり忙しい)、足がぬかるんでも、登ったり下がったり結構きついところもあっても、そんなことは気にならず、元気に山道を進む。
ジャングルの入り口。
あじさいが咲いていて、びっくりするやらなつかしいやら。
歩き始めて5m、あれあれみんな何に注目?
可愛いカメレオンに釘付け。
目に映るものすべてが新鮮。
森の中には皮膚再生の力があるといわれているような薬効を持った植物があちらこちらにある。精油の原料となる植物も何種類もあった。この守られている森が植物と動物のまさしく宝庫なんだ!と感動しながら、自然の優しさの中ですっかり素になっている自分に気がつく。ここまで来るまでの苦労なんて、もうすっかり忘れ去っていた。山道をさらに進んでいくと、過剰開拓と焼き畑農業のために、いったん紅土(ラテライト)の台地になってしまったところが何箇所もあった。そこにはMATEの活動で現地の人たちの手で、作物が植えられたり、植林されていた。
後ろ畑に広がる黄色い葉の植物がターメリック。根の部分が香辛料になる。ガイドさんが持っているのはパイナップル。実を食べた後、葉の部分を植えると根がつくとのこと。
ターメリック Curcuma longa (又はCurcuma domestica) ジンジャー科
べティバー (Vetiveria zizanoides)
ラヴィンツァラ(Cinnamomum camphora)
ガイドさんの森の中のお家。可愛いお嬢さんがにっこり。
彼らの家の周りには、必ず実のなる植物が植えられる。バナナの木が多い。
びわの木にも出会い嬉しくなる。
アヒルも食用に飼われている。町にもって行って売られる。
by aromaspacenico
| 2008-08-26 00:16
| 旅