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アロマセラピストがつづる日常のできごと~ほっと一息~

「動物を癒し、動物に癒される」の著者、アレン・ショーン先生のセミナーに参加して

先日、アレン・ショーン先生の来日セミナーを受講してきました。
先生の日本での講演は私が知る限りでは、3度目ですが、私は1度目と3度目の今回を受講しました。
今回のテーマは「動物と人間の絆~地球の癒しへ~」でした。

ショーン先生はアメリカの大学で獣医学部で西洋医学を学ばれた後、鍼灸、カイロプラクティック、植物療法、栄養療法、ホメオパシーなどを探求し、動物の癒しを助ける新たな方法を、常に模索されてきた方です。

一度目の講演では、「癒し」について、真の癒しはどのようなことなのか、心深く印象に残るセミナーでした。
今回はさらに具体的なホリスティックケアのお話が主で、アメリカにおいてもホリスティックなケアを学ばれる獣医師が増えてきているのでは感じるほど、先生のお話の最後には、ホリスティックな療法のできる獣医師が育っていくことを大変望まれていました。

具体的なホリスティックケアの話は、コンパニオンアニマルを選択することから・・・最適な動物を選ぶためのアドバイス、しつけの話、栄養の話、環境の話、エクササイズの話など多岐にわたりました。

人とペットの癒しに関わるものとして、また、私もそうですが、ペットを家族の一員として身近に感じている方々が感じていること、つまり「心と身体」への取り組みとして、人間の思考が自分自身の肉体、思考、感情、精神の健康だけでなく、コンパニオンアニマルにも影響を及ぼすということ。人が落ち込んだときは、動物たちのおかげで、健康や幸せを取り戻すことができ、動物が落ち込んだときには、健康やしあわせを取り戻すように、人間が助けてあげられるという「癒しの循環=種を超えたヒーリング」について先生が語られたときは、本当に嬉しかったです。

先生の著書 「動物を癒し、動物に癒される」
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ホリスティックなアプローチは西洋医学を否定するものではありません。
もともとの「ホリスティック」という言葉は、「全体的な」という意味で、心も体も一つと考え、心と体のバランスをとることが健康を導びくということですが、ほとんどの自然療法がそこに位置しているために、西洋医学はそうではないと考えられるかもしれませんが、同じ西洋医学の治療をしても、治る人、治らない人がいるのは、その人やその動物がもっている自然治癒力の違いにほかなりません。

アレン・ショーン先生も人やペットが健康で幸せでいられるように、西洋医学とそれ以外の療法をバランスよく用いたアポローチを推奨されています。選択肢は沢山、あったほうがいいですね!

ホリスティックケアで飼い主様ができることは沢山あります。
まずは。予防の面。それは、難しいことをするのではなく、例えば、大好きな香りで自分自身のストレスケアに役立てる。すると、香りに癒された飼い主様に癒されて、ペットたちも癒され、お互いのストレスが軽減する。

マッサージをしてあげることが、ペットたちのためになるばかりでなく、飼い主様も癒される。
そんなことの繰り返しが、心も体も健康な暮らし作りに役立っていく。

もしも、病気にペットたちがなってしまっても、獣医さんに相談しながら、お家でもできるケアが沢山ありますし、心のケアは飼い主様が一番できることですね。たとえ病気になったととしても、Q・O・L(生活の質)を変えずに暮らしていくことができる。人も動物も心と体のケアでできることがあれば、あるほど、元気に楽しく生きていくことができると思います。

寛容な心で全てのものを見つめ、本当に大切なものは何か、見極める力と努力を失わず進んで行きたいと思いながら、帰路に着きました。
ショーン先生ありがとうございました。通訳の渡辺様も素晴らしい訳で、私たちに分かりやすく伝えてくださいました。お手伝いなさった皆様、ありがとうございました。
by aromaspacenico | 2010-08-24 21:25 | ペットホリスティックケア

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