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アロマセラピストがつづる日常のできごと~ほっと一息~

井上ハーブ農園を訪ねる

10月29日。朝5時起床。自宅から電車で3時間13分の道のりを経て、
秩父長瀞町にある井上ハーブ農園(井上ハーブ研究所)のハーブウォーター作り体験教室に参加してきました。この農園は今年「ハーブウォーターの世界」を出版された井上重治博士がハーブを育てながら、ハーブウォーターの研究をされている農園です。
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長瀞の川のある穏やかな景色

以前から私はハーブウォーター(芳香蒸留水)の素晴らしさに魅了されて、海外から訳本を参考に活用してきましたが、日本の研究者が芳香蒸留水についての本を著され、科学的な立場から取り上げられた本は初めてだったので、発売を待ってすぐに購入、東京で行われたグリーンフラスコの先生のゼミに参加したことがご縁をいただいたきっかけでした。

先生は科学者という顔以外に、短歌も詠まれたり、写真を撮られたり、山に登られたり、本当に多才な方です。「ハーブウォーター」の本の写真も先生がすべてお撮りになったということでした。ゼミに参加したときに井上先生は科学者の目とすばらしい感性で植物と向かい合われている方なのだと強く感じました。
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      井上重治先生の著書

丹精こめられたハーブは、とても元気育っていました。今回は「黒もじ」と「フジバカマ」の蒸留を行い、精油とハーブウォーターが出来上がるところを見せていただきました。
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蒸留釜に入れられたハーブ
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蒸留装置


井上先生は抗生物質の研究を長い間された後、ハーブに興味をもたれ、郷里の秩父でハーブの栽培とハーブウォーターの研究をされています。多種類のハーブ、「黒もじ」や「フジバカマ」といった日本独自のハーブウォーターの研究も先生が初めて行われたことです。今秋からは、そのハーブウォーターの販売も始められました。

井上先生のゼミに参加したときに、先生が手作りのフジバカマの香りを染み込ませた「しおり」をプレゼントしてくださったとき、また、講座の中でハーブウォーターに対する熱い想いを語ってくださったとき、秩父で郷里に帰ったときのように温かく私たちを迎えてくださった先生のお人柄に触れて、いっぺんに井上先生のファンになってしまいました。
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ミルクシスル
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フジバカマ

また、先生のお誕生された年が、うちの母と同じと聞いたときにびっくりして「お元気ですね!お若いですね」と申し上げたときに「それは夢を持つことです」とさりげなく笑顔で言われたときにも、先生とご縁をいただいたことに心から感謝をしました。

当日はお天気もよく、秩父の自然に恵まれた緑豊かな農園でゆっくりとした時間を過ごさせていただきました。
また、そこでは素敵な方々との出会いもいただきました。
お世話になりありがとうございました。
by aromaspacenico | 2009-10-31 23:41 | アロマ

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