2008年 07月 22日
7月19日 Nicoで「ペットロス」を考える講座開催
7月19日(土)、Aroma Space Nicoで初めてのペットロスのための講座、「ペットとの別れ~あなたに遺された贈り物~が開催されました。
獣医師で、HAACカウンセラーの宮下弘子先生(Human And Anmal Cafe)の講座でした。
午前中は修了生の集いを行い、久しぶりの再会に楽しい時間を過ごした後、午後から一般の方も参加されての開催となりました。
ペットロスに関する講座は、一度ぜひ、NICOで開講したい講座でした。
それは私自身が前にいたワンちゃんを病気で亡くした時に、ペットロスになりかかり、ホリスティックケアのサポートで心と体のバランスを取り戻した経験をもち、今いる愛犬たちのためにも元気なうちに学んでおきたいと願っていたからです。宮下先生のお話から、印象に残ったことを、私なりの解釈になっている部分もあると思いますが、お許しいただいて少し書き留めてみました。
ペットロスはその人にとってペットがどのような存在であったかということがとても影響し、飼っている人の物の見方や考え方、性格や個性、人生そのものなどとも関ってくるので、とても難しい問題となることがあるそうです。
例えばこんな例がありました。ペットを飼う前に何か大きな悲しみをずっと持ち続けた人がいました。その人はその悲しみからのがれるために、自分の感情となるべく向かい合わないように暮らしていました。その人がたまたまペットを飼う機会を得、とても癒され、自分自身の悲しみを忘れ、楽しい日々を過ごせるようになりました。ところが、予想もしていないくらい早く愛犬との別れに直面することになり、もともと自分の感情と向き合うことを避けていた方でしたから、感情のバランスを失い、過去の深い悲しみも出てきたり、内向的になったり、情緒が不安定になり、きっかけはペットロスだったのですが、とうとう仕事や家族をも失ってしまわれたそうです。
このお話は実際にあったお話ですが、私もそのような体験をされたご本人から同じようなお話を伺ったことがあります。(その方はしっかりペットロスと向き合うことで、今は元気に過ごしておられます)
ペットとの別れは、避けられるものなら避けたいけれど、生きているものは必ず別れを迎える時があるのは避けられないことです。
「動物達は神様からの預かり物。私達に神様が沢山のことを動物達から学ぶよう授けてくださって、大切にお預かりしたもの。だから、お返しする日があるのです。」と考えても、やはり悲しまずにはいられません。でも、あまり深い悲しみの中にいつまでもいることを、逝ってしまった動物達は望まないように思います。
私達はできれば愛犬や愛猫が元気なうちに、自分自身と向かい合い、生を受けたものが「生きているということの意味」、「今ここに一緒に過ごしている意味」をもう一度考え、感じながら、人もペットも少しでも心身ともに豊かな暮らし出来るよう、そのための「環境づくり」を生活の中に楽しみの一つとして加えたり、ペット仲間の輪を広げたり、ひとりひとりが自分に出来ることを、「よく生きる」ために役立つことを探していくことが大切ではないかと感じました。
また、ペットロスを経験された方は(わたしもそうでしたが)、ペットとの別れで、崩れた心身のバランスを、自分自身の力で適応させていくために、仲間の力を借りたり、ホリスティックケアのサポートを受けたり、時には専門家の力を借りて、無理せず、少しづつ、少しづつ、心の傷を癒しながら、亡くなった仔との新たな絆を作り直していくこと(遺された贈り物)が、大きな悲しみを共に過ごした日々への感謝、ペットからもらった沢山の愛への感謝へと変化させていく手助けになるではと思います。
それはひとりでは大変なことかもしれませんが、受け入れる気持ちがあれば、様々なサポートが受けられる時代になってきていると思います。
獣医師で、HAACカウンセラーの宮下弘子先生(Human And Anmal Cafe)の講座でした。
午前中は修了生の集いを行い、久しぶりの再会に楽しい時間を過ごした後、午後から一般の方も参加されての開催となりました。
ペットロスに関する講座は、一度ぜひ、NICOで開講したい講座でした。
それは私自身が前にいたワンちゃんを病気で亡くした時に、ペットロスになりかかり、ホリスティックケアのサポートで心と体のバランスを取り戻した経験をもち、今いる愛犬たちのためにも元気なうちに学んでおきたいと願っていたからです。宮下先生のお話から、印象に残ったことを、私なりの解釈になっている部分もあると思いますが、お許しいただいて少し書き留めてみました。
ペットロスはその人にとってペットがどのような存在であったかということがとても影響し、飼っている人の物の見方や考え方、性格や個性、人生そのものなどとも関ってくるので、とても難しい問題となることがあるそうです。
例えばこんな例がありました。ペットを飼う前に何か大きな悲しみをずっと持ち続けた人がいました。その人はその悲しみからのがれるために、自分の感情となるべく向かい合わないように暮らしていました。その人がたまたまペットを飼う機会を得、とても癒され、自分自身の悲しみを忘れ、楽しい日々を過ごせるようになりました。ところが、予想もしていないくらい早く愛犬との別れに直面することになり、もともと自分の感情と向き合うことを避けていた方でしたから、感情のバランスを失い、過去の深い悲しみも出てきたり、内向的になったり、情緒が不安定になり、きっかけはペットロスだったのですが、とうとう仕事や家族をも失ってしまわれたそうです。
このお話は実際にあったお話ですが、私もそのような体験をされたご本人から同じようなお話を伺ったことがあります。(その方はしっかりペットロスと向き合うことで、今は元気に過ごしておられます)
ペットとの別れは、避けられるものなら避けたいけれど、生きているものは必ず別れを迎える時があるのは避けられないことです。
「動物達は神様からの預かり物。私達に神様が沢山のことを動物達から学ぶよう授けてくださって、大切にお預かりしたもの。だから、お返しする日があるのです。」と考えても、やはり悲しまずにはいられません。でも、あまり深い悲しみの中にいつまでもいることを、逝ってしまった動物達は望まないように思います。
私達はできれば愛犬や愛猫が元気なうちに、自分自身と向かい合い、生を受けたものが「生きているということの意味」、「今ここに一緒に過ごしている意味」をもう一度考え、感じながら、人もペットも少しでも心身ともに豊かな暮らし出来るよう、そのための「環境づくり」を生活の中に楽しみの一つとして加えたり、ペット仲間の輪を広げたり、ひとりひとりが自分に出来ることを、「よく生きる」ために役立つことを探していくことが大切ではないかと感じました。
また、ペットロスを経験された方は(わたしもそうでしたが)、ペットとの別れで、崩れた心身のバランスを、自分自身の力で適応させていくために、仲間の力を借りたり、ホリスティックケアのサポートを受けたり、時には専門家の力を借りて、無理せず、少しづつ、少しづつ、心の傷を癒しながら、亡くなった仔との新たな絆を作り直していくこと(遺された贈り物)が、大きな悲しみを共に過ごした日々への感謝、ペットからもらった沢山の愛への感謝へと変化させていく手助けになるではと思います。
それはひとりでは大変なことかもしれませんが、受け入れる気持ちがあれば、様々なサポートが受けられる時代になってきていると思います。
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by aromaspacenico
| 2008-07-22 01:00
| ペットホリスティックケア