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アロマセラピストがつづる日常のできごと~ほっと一息~

マダガスカルの旅 no.9

~「あたりまえだと思ってきたものがない暮らし」の中で見つけたもの~
ボヒマナ保護地区の宿泊所は電気も自家発電。(ここへ来る途中の村によっては自家発電機もない様子だった)10時を過ぎるとほとんどの電気は消される。私達の山の上のコテッジへは、ろうそくを灯したランタンをたよりにして、土の階段を登り部屋へ。ランタンの灯火だけではほとんど何もすることが出来ず、かろうじて荷物の整理をし、ミネラルウォーターで洗面して(このときもって行ってクレイがとても役立ちました)、ベットに入る。コテッジの中は暖房がなく、外とあまりかわらないくらいの寒さで、昼間着ていた山用の上下のウインドブレーカーを身に着け、毛布をかけて眠ろうとする。それでも寒くて眠れず、心地よい眠りに誘ってくれたのは同室の方との3日間連続の語り合いだった。ろうそくがなくなり暗闇になる頃には深い眠りについていた。ボヒマナでは毎晩がキャドルナイト。
 
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線路が道。子供達は裸足で、すいすいと線路を歩いていく。

お風呂やシャワー・・・保護地区に入って以来3日ほど、最初からないと聞いていたので、お風呂やシャワーのことは忘れていた。私達が泊まっていたNPOのMATEの宿泊所では現地の人たちの手でブルージンジャーの精油の蒸留が行われていた。精油を蒸留する日だけ、日本の家風呂の3倍ほどの広さのコンクリートで作られたプールのようなところに、できたてホヤホヤの蒸留水がためられることを知りその日を待ち望む。アンタナナリボへ帰る前の晩に、幸運にもブルージンジャーの芳香蒸留水のお風呂に入ることができた。辺りはバナナの木が生い茂る闇。そんなことは関係なく、ランタンの灯火の中でお風呂(?!)につかり、温泉気分。(現地の人はお湯につかる習慣はないようで、お湯をかける場所だったのかな?)アロマセラピストにとってはかけがいのない最高の思い出!!
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奥さん達が自生のブルージンジャーを刈ってくる

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精油の蒸留所 24時間体制で見守られながら蒸留される

ビニール袋・・・日本では最近、エコバックを持ち歩くことが少しずつ広がってきているが、以前は当たり前のようにもらっていたスーパーの袋。日本ではあって当たり前のもの。ここボヒマナは山の奥深いところにある保護地区。お店があるわけではなく、雨が続いた時にリュックを覆うのにちょうどいい大きさのビニールがなく、リュックが濡れてしまい困っていたところ、仲間に日本から持ってきたビニール袋を分けてもらったときのありがたさ。また、ビニール袋は多様に使えて、ミネラルウォーターを入れて洗面器代わりに使ったり、雨の中靴下が濡れないように靴下の上から履いたり、食べ物の保存からごみの処理、荷物の整理などなど大活躍してくれた。1枚のビニール袋をとことん使い回しても、捨てるのはもったいなく感じるようになっていた。
by aromaspacenico | 2009-01-13 02:17 |

何気ない日常の中に沢山の輝きを見つけて Aroma Space Nico

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